小学校卒業生の皆さん、おめでとうございます。
卒業式でのお話です。。
・・・下記の写真は、ほんの一部ですが、子どもたちと過ごした時間のイメージです・・・
みなさんは、入学した時のことを覚えているでしょうか。
不安を抱きながら、大きなランドセルを背負い、小学校へ入学しました。
辛いことも、楽しいことも、みんなで解決して6年間を過ごしました。
2年生の時、大きな地震で大停電がありましたね。たった1日2日でも、とっても不安になったことと思います。それでも、みんな、気持ちを一つに協力することで乗り切ることができたのではないでしょうか。
高学年になってから、コロナ禍でも、過ごし方や楽しみ方など、しっかり考えて行動している皆さんは、社会のお手本のようでした。
初めての経験や、何もないところからのスタートは、考える力が身につき、自信につながります。
今ある便利なものは、不便から考え出されてきました。
どうでしょうか。今、便利なもので溢れている世の中です。不便を自ら経験することは、また違った視点で新しい便利なものが生まれていくのだと思います。
これからみなさんが生きていく世の中では、新しい発想で生まれ出るものがたくさんあると思います。今持っている発想が、新しい世の中を作ります。 「無理なんじゃないか」とか「やめた方がいい」など、いろいろな助言があったりすると思います。しかし、何も無くても始められることであれば、まずやってみてはどうでしょうか。「何かがなければできない」ということで終わるのではなく、そのことをできるようにするためにはどんなことが必要なのかを考え、情熱を持ってやってみることで、不思議と手助けしてもらえるようになります。「こうしたら面白いかも・・・。」そう思うその瞬間こそ、新しい発想の始まりです。
いろんな経験をしてきた皆さんには、きっとその力があると思います。
思い切って、中学校での新しい生活をスタートしてほしいと願っています。
小学校の思い出は、みなさんの心の故郷になります。これから、辛いことや苦しいこともあるかもしれませんが、いつでも小学校の自分を思い出し、帰ってきて下さい。
それではみなさん、いってらっしゃい。
ーーー
2022年度PTA会長